新卒採用.jp - ソーシャルリクルーティングトップ > よくわかる講座&記事 > ソーシャルリクルーティングでの新卒採用
このエントリーをはてなブックマークに追加

ソーシャルリクルーティングでの新卒採用

ソーシャルメディアは、もともと採用のためのツールではない。これは就職サイトなど採用向けに特化して開発されたメディアとの大きな違いだ。しかし、工夫次第で採用のための有効なツールとなり得る、多くの機能を持っているのも確かである。そこで本章では、新卒採用に応用できるソーシャルメディアの機能を、利用目的別に簡単にまとめてみた。

採用におけるTwitter活用法

1)告知に使う

フォロー
指定したアカウントの書き込みを、自分の画面(タイムライン TL)上に自動的に表示する機能。フォローさえしておけば情報がどんどん送られてくるのが、一般のブログとの大きな違いである。送り手からすると、多くのフォロワーに一斉に告知をするのに非常に便利な仕組みといえる。

イメージリツイート(RT)
気になる情報をフォロワーがさらに自分のフォロワーに転送できる機能。情報の伝播スピードを上げる、ソーシャルメディアならではの強力なクチコミ機能といえる。

コメントつきリツイート(RT)
リツイートする他者の発言に対して自分のコメントを添えてTLに流す機能。自らの発言に対しても利用できるため、イベントの再告知やリマインドでも効果的に利用できる。

ハッシュタグ(#)
特定テーマのツイートだけを検索できる機能。雑多な情報を整理するのに便利。例えば、会社説明会のライブ配信の際に専用ハッシュタグを設けておけば、それを視聴した学生の感想などをリアルタイムで集めることができる。ほかにも、バーチャルセミナーやバーチャルOB訪問などにも応用が可能だ。

フリート(Fleet)
24時間で消える投稿。フリート自体をリツイートやいいね、公開することはできない。ダイレクトメッセージが公開されている場合は、誰でも投稿したフリートに反応ができ、ダイレクトメッセージが非公開の場合はフォロワーのみがフリートに反応できる。既読がつくため、どのアカウントがフリートを見たかを把握することができる。また、会社説明会の告知や採用に関するアップデートなどどれくらいの反応があるか確認できる。

2)情報収集に使う

検索
Twitterはブログと同じものなので、検索でヒットすれば誰でもその書き込みを読むことができる。そのため、会社説明会の後で学生の感想を集めたり、ネット上での自社の評判を調べたりするための情報収集ツールとして使える。

ハッシュタグ(#)
すでにコンタクトのある学生の意見を集めたいときには、「ハッシュタグ」を使うことで特定テーマの書き込みだけを効率的に集めることができる。

投票機能
Twitter上で特定の事柄に対して反応を募ることができる機能。質問は140文字まで、回答の選択肢は四つまで設定が可能。投票期間は5分間~7日間の間で設定できる。誰がどの選択肢に投票したかは表示されず、投票ツイートを設定したアカウントにも非公開。インターンシップのアイデアや事業のイベントのロゴマークを決める際など、フォロワーの意見を聞きながら物事を進める双方向コミュニケーションが可能だ。

3)スカウト/一本釣りに使う

リプライ
個人の発言に対して返信する機能。この返信は一般公開された書き込みとなる。リプライをできるアカウントを「フォローしているアカウント」もしくは「@ツイートしたアカウントのみ」と制限している発言に対しては、該当するアカウントでなければリプライできない。

ダイレクトメッセージ(DM)
メールのように一般公開しない形でメッセージを届ける機能。 レベルの異なる接触方法を使い分けることで、対象となる人材に最適な形でアプローチできる。フォローするというのも一種の接触となる。

プロフィールページ
簡単な自己紹介文のほかに、誰をフォローしているのか、逆に誰からフォローされているのかを見ることができる。これによって、どういう人的ネットワークの中にいる人材なのかをある程度判断することができる。

採用におけるFacebook活用法

1)情報発信に使う

Facebookページ
アカウントを取得していなくても一般的なウェブページと同じように見ることができる、Facebookの代表的な情報発信機能。「個人」ではなく「組織」として登録できるので、企業がFacebook上に採用のための拠点を持ちたい場合に最適なサービスといえる。

いいね!
情報やニュース、Facebookページについて共感したとき(「いいね」と思ったとき)に押すボタン。その結果は画面上に表示され、誰がどんな情報に反応したかがわかる。同じ志向や価値観を持つネット上の人間関係(ソーシャルグラフ)を可視化することで、ネットワークを形成しやすくするとともに、情報の伝達スピードを加速する機能である。

ストーリーズ
写真や動画をシェアできる機能。公開する範囲を設定でき、かつ表示される時間は24時間以内。グループ、イベント、ページにストーリーズを公開することも可能。合同説明会参加時など、イベントの臨場感を伝えるのに役立つ。

2)コミュニケーションで活用する

会話スレッド表示
投稿へのコメントに直接返信できる機能。どのコメントの返信かすぐにわかり、かつコメントを書き込んだ側に通知が届くため、フォロワーと密なコミュニケーションをとることができる。

グループ
特定の人たちとグループを作り交流を深められる機能。例えば、あらかじめ参加者を絞り込んで、特定メンバーだけのバーチャル説明会を実施するようなときに便利。また、内定者向けのグループを作成し、内定者同士の交流を深めることで内定辞退防止にも活用できる。

イベント
会社説明会やインターンシップ、採用に関するオフラインのイベントをFacebook上で企画し、参加者の出欠を確認することができる機能。

3)スカウト/一本釣りに使う

メッセージ
特定の相手にメールのように文章を送れる機能。Twitterと同様、さまざまなレベルでのアプローチが可能なので、相手を驚かせない自然な流れでのコンタクトが可能。

友だち
つながっているアカウントを友だちとして表示する機能。ここを見ることで、どういう人的ネットワークを持つ人材なのかがわかる。

動画配信

1)イベント中継に使う

イメージTwitterライブ放送
Twitter上で、zoomなどのライブ放送を配信できる機能。セミナー、会社説明会、OB/OG訪問といった、さまざまなイベントを「生中継」できる。ライブ放送の間に、ツイートやDMでライブ放送を共有することも可能。

Facebook Live
Facebook上でライブ配信ができる機能。ユーザーは、パソコンやスマートフォンから視聴が可能。ライブ配信は、ページ上だけでなく、プライバシー設定で特定のグループにのみ表示することもできる。会社説明会や内定者向けイベントなど、対象ごとの情報発信が可能。

Zoomウェビナー
ウェブ会議サービスを提供するZoomを利用した、ウェブ上でのセミナー。最大100人~1万人の視聴者を集めるオンラインイベントが開催できる。視聴者は画面には映らないが、チャット機能を通じてパネリストとの交流が可能なため、双方向のイベントを実施したい際に効果的な有料プラン。Facebookなどでのライブストリームにも対応している。

←前の記事へ次の記事へ→

企画・編集:『日本の人事部』編集部

新卒採用サービスをご希望の企業様へ

『新卒採用.jp』の掲載企業・サービスについて事務局のスタッフが、ご紹介・ご案内いたします。

  • 掲載企業に一括お問合せが可能です
  • 特定の企業に絞ってのお問合せもできます
  • 企業選定のご相談も承ります

まずは下記「お問合せ」ボタンをクリックし、ご連絡先、ご要望等を入力の上、事務局までお気軽にお問合せください。

お問合せ
プライバシーマーク