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「ソーシャルリクルーティング」取り組み事例

ソーシャルメディアを新卒採用にどう活用していくか、アイティメディア以外にもさまざまな取り組みの事例がある。「告知」「選考」「コミュニケーション」といった新卒採用のプロセス毎にその利用スタイルをまとめてみた。

告知・母集団形成ツールとしての利用例

●Twitterで選抜した学生に対してのみ情報発信

人事部の公式アカウントで、採用イベントの告知、採用WEBページの更新情報、日常の業務に関する情報…などを発信。学生のフォローやコメントに対する返信は行わない。公式アカウントをフォローするにはフォロー申請が必要で、承認された学生のみが発信される情報を受け取れるようにした。

●新卒採用に関する広報はTwitterに限定

就職サイトを利用せず、採用・選考に関する告知や連絡のすべてにTwitterのダイレクトメッセージを利用。Twitterを通して説明会や社内見学などのイベントに参加してもらい、その後の実際の選考は社内での面接によって行った。

●Facebook枠採用を導入し、指向の異なる学生にリーチ

Facebookユーザー限定の会社説明会を開催。事前に、どんな学生がどんな志向で参加してくるのかが分かるので、説明会の内容もそれにふさわしいものにアレンジできた。

選考ツールとしての利用例

●Facebook上のディスカッションで論理的思考力・コミュニケーション力を判断

通常のエントリーシートで設問として扱われるような内容を「課題」としてFacebookの「ディスカッションボード」に掲載。その課題への回答を学生に書き込んでもらい、それを通常の一次選考と同じ扱いとした。

●Facebookの人的ネットワーク構築力を評価

Facebook上で200名以上の友達とつながっている学生については一次面接をパスして、二次面接からの参加が可能とした。

コミュニケーション促進ツールとしての利用例

●Twitter上にソーシャルリクルーターを用意し、企業理解と親近感を醸成

学生がTwitterを使って直接社員に質問をすることができる「ソーシャルリクルーター」制度を導入。採用ページから社員のTwitterアカウントへのリンクを張り、質問があれば直接Twitterで質問するよう呼びかけて、就職前に現場の社員と気軽にコミュニケーションが取れるようにした。

●Facebookに先輩社員を登場させることで、広告費を使わずに情報拡散に成功

Facebook上に社員紹介のコーナーを開設。入社理由や仕事内容、今後の目標…といった情報を写真付きで掲載。これによって、「いいね!」を押した学生の友達のウォール上にも、その写真付き情報が表示されることとなり、他の多くの学生にも自社の情報を拡散することができた。

●選考会後の感想共有をFacebook上で実施、内容を随時改善に利用

採用選考会開催後、Facebook上に専用コミュニケーションスペースを開設。そこに選考会の内容・感想などを書き込んでもらい、企業と学生の双方で共有。学生がウォールに感想などを書き込むと、それがFacebookを通じてその他の学生にも伝わる。学生同士の人的ネットワークを通じて、自社の採用情報を拡散するのもねらい。

ソーシャルメディアには情報を広く拡散する機能と同時に、限られた範囲だけでやり取りを行うモードもある。この両者をバランスよく使い分けることで、自社が採用ターゲットとする人材だけとコンタクトすることも可能になってくる。今後もより新しく効率的なソーシャルメディアの利用法が現れてくることだろう。

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企画・編集:『日本の人事部』編集部

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