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「ソーシャルリクルーティング」の歴史

ソーシャルリクルーティングの代表的な成功例といわれる「アイティメディア株式会社」が、Twitterやブログを使ったリクルーティング活動をスタートさせたのは2009年の後半だ。

わが国で最も早い時期からのソーシャルリクルーティングへの取り組みといわれており、それ以外の動きは2010年から具体化し始める。2010年から2020年までの動きを、簡単に追ってみよう。

2010年10月1日 Facebookがリクナビと連携、コネクションサーチの開始
11月15日 サイバーエージェントやトレンダーズが2012年新卒採用にFacebook枠を設置
11月17日 ソフトバンク・ヒューマンキャピタル(現SBヒューマンキャピタル)が就活生向けの会社説明会をライブ配信
2011年1月1日 「LinkedInの日本語化は6月中か?」の報道
5月10日 世界6,000社以上の企業の採用を支援してきた“Work for Us”が日本上陸
5月19日 LinkedInがニューヨーク証券取引所に新規株式公開
5月25日 LinkedInがデジタルガレージと提携、日本語版オープンは年内へ
5月30日 エン・ジャパンがFacebookアプリ「enTree Work(エントリーワーク)」をリリース
7月29日 国内初の新卒採用 / 海外大生採用向けFacebookアプリ「JOBRING」サービスイン
10月 LinkedIn 日本語サービス開始
2012年2月 会社訪問サービス「Wantedly Visit(旧:Wantedly)」のサービス開始
6月 LINE企業向けアカウント「LINE公式アカウント」提供開始
2016年3月 Wantedlyがブログサービス「Wantedly Feed」のサービス開始
2019年11月18日 新卒採用支援ツール「LINE採用コネクト」のサービス開始
2020年12月15日 LINE採用コネクトサービス終了

このように主な動きを見ていると、ソーシャルリクルーティングのプラットホームとして、今最も注目されているのは「Facebook」や「LinkedIn」「Wantedly」だということがわかる。2011年から12年にかけて、ソーシャルリクルーティングのサービスが日本でも知られ始めた。

特に、Wantedlyは急速に利用者を獲得している。会社のブログとして「Wantedly」を活用している場合も多いのではないだろうか。20代の利用者も多いWantedlyは、中途採用はもちろん、新卒採用でも活用できるツールであろう。

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、企業と応募者の接点が限られる中、ソーシャルリクルーティングは、採用手法の一つとしてシェアを拡大していくはずだ。Facebookは30代以降、Wantedlyは20代から幅広い年代の利用者がいる。求人に合わせてツールを使い分けると、応募者を集めやすいだろう。

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企画・編集:『日本の人事部』編集部

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