
低リスクで高ポテンシャル人材を採用するには?(番外編)
(株)アスリートプランニングの小池と申します。
低リスク×高ポテンシャル人材である体育会学生についてお届けしている当コラム、
今回は番外編として、「体育会学生へのダイレクトリクルーティングは有効なのか?」についてお伝えします。
人材データベースから企業自ら求める人材を探し、
直接連絡を取り採用していく、ダイレクトリクルーティング、
この「攻め」の採用手法は結論体育会学生に有効だと考えています。
なぜでしょうか。
就活における考え方や体育会学生ならではの経験から考察してみましょう。
①「選ばれる」ことに親和性がある
大学選択時から、競技力の高さでスポーツ推薦を獲得したり、指導者からスカウトをされたりと、「選ばれる」感覚を体感している体育会学生は多いです。
大学在学中も、主将・主務など組織を牽引する役割を任命されたり、
レギュラーもしくは補欠に選ばれたり、中には選手として活躍する事を諦め、学生コーチという役割に選ばれる学生もいます。
※学生コーチ
選手として試合に出る事はなく、指定されたポジションのコーチに選手から変更してチームのために指導していく役割。
②「受け身」になりがちな体育会学生の就職活動
先輩や同期から紹介があったサービスを信用して活用するという点や
人のツテで情報を獲得しにいった方が確かだと考えるという学生が多いです。
組織に所属し、OBや指導者とも繋がりが深い世界で取捨選択をしてきたので
いわゆる「信頼できる人から聞いた情報を信頼する」は根強く残っているのでしょう。
自分から「体育会 就活」とネット検索することは少ないという声もよく耳します。
➂他の学生が持っていない情報を「個別に」仕入れていく
人材支援企業からの情報は、その人材支援企業の目的や利益が入っているのではないかと深読みしてしまう学生も多いようです。就活支援サービスが世に乱立し、学生に「聞いていた話と違う!」「要望に沿った支援ではない!」という印象を与えてしまう事象も見受けられます。こうした背景も踏まえ、他の学生が持っていないような情報を個別に仕入れ、情報を吟味したいという考え方をする学生が多くなってきています。OB・OG訪問に重きを置いているのはこの傾向が強まっているからと考えます。
「選ばれる」
「受け身」
「個別」
ダイレクトリクルーティングは上記の3要素を兼ね備えているため、
体育会学生との親和性が高いのです。
企業が自分を選んでくれ、さらにその企業の情報は自分だけで吟味できる、
今までの部活動の経験ともリンクします。
次回は、弊社のスカウトサービスに登録している体育会学生の動向を基に、
体育会学生の中でもさらにどんな特徴があるのかを具体的なデータを用いて解説してまいります。
御一読いただきありがとうございました。
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株式会社アスリートプランニング 新卒採用支援部 マネージャー |
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寄り添った課題提案を 最年少新卒領域責任者として従事しており、これまでに100社以上の企業様の採用支援をしてまいりました。累計12,000名以上の体育会学生との面談実績をもとに、リアルな学生の動向をお伝えします。採用におけるお悩みを一緒に解決しましょう。 |
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