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専門家コラム

『ウチは良い会社』と自分で言ったら、負け。

2018-05-09 テーマ: 新卒採用/20代中途採用

先日、ふと隣を見ると… 

飲み終わった缶コーヒー、飲みかけのお茶、飴やガムの包み紙、 ペンも必要以上に転がっており、ハンカチもクシャクシャで置かれ、 携帯の充電器コードもまとまっていない。名刺も書類も散らばってて、書類トレーには20センチほど山積み状態。 

そんな汚い机の中心で仕事をしている後輩がいたので、 「ずいぶん散らかってるね」と声をかけたら、 「頭がいい人は、散らかるそうです(笑) アインシュタインも、片付けられなかったそうです!」 と、軽い口調で返されました。 

「『頭がいい』なんて、自分で言うことじゃないよな…」と、表に出せないモヤモヤを感じました。 


そういえば、ジェイックでは、 採用面接をする際、1つ気を付けていることがあります。 

それは、どんな時も自分たちで 

ウチは良い会社だ 

と言わないことです。 


面接中に何気なく、 「ウチの会社、良い会社なんだよね」 「ウチの社員、良い人が多くってね」 
「ウチの事業、良いことやっているんだよね」 と「良い」という言葉を自分たちで 使っていることはありませんか? 

わざわざ私が言うまでもありませんが、 人から「良い」と言われても、自分が「良い」と思わなければ 素直に受け入れることはできません。 

そして、自社を「良い会社」と思うかどうかを決めるのは、学生であり、「良い」と思うポイントは、人それぞれ違います。 さらに、「ウチは良い」と言われると 「良い会社と思わせたいんだな」と印象操作の臭いに感じ、 粗探しを始める学生も出てきます。 

そのため、「良い会社」と自分たちで言うことには、なんのメリットもありません。 


学生に良い会社だと思ってもらい、自社の志望度を上げるためには、一人ひとり、「良い」と思っているポイントを把握して、そのポイントを整理する必要があります。 

そこで今日は、学生が良いと思っているポイントを把握できる2つの観点をご紹介します。 


観点1)他に受けている企業 

自社以外に選考を受けている企業を確認し、なぜその企業を受けているのかを聴くことで本人が会社を選ぶ上で「良い」と思うポイントが推測できます。 

同業界で働いている人間なら誰もが「あの会社は色々とマズイ」と評判の良くない企業名を学生が挙げて、「良い」と思っている理由を熱く語ってきたとしても否定するのは御法度です。 

もちろん、学生のことを想って、「その会社は止めといたほうがいいよ」とアドバイスしたくなる気持ちはとても分かります。しかし、学生からすると、「どうせ、他の会社のことを悪く言って、自分の会社に入れたいだけなんだろうな」と感じ、せっかくのアドバイスが学生の志望度を下げる要因になって危険があります。 

どんな企業名やその企業を受けているどんな理由を聞いても、「そうか、○○という価値観を大切にしているんだね」「○○があるところで働きたいって思っているんだね」「自分の○○を伸ばしたいっていう気持ちがあるんだね」「○○な働き方をしたいんだね」と学生から出てきた言葉をそのまま、○○に当てはめて確認します。 

 

観点2)本人がなりたい・したいと思っていること聞く 

学生と面接していると、よく「自己成長」という言葉を耳にします。 

あまりにも皆、「自己成長」と言うのでもう聞き飽きた…とウンザリするかもしれません。 
しかし、ライバル会社の人事がウンザリするこの言葉を深堀ると、どんな会社を良い会社だと思うか、重要なヒントが得られます。 

彼らの言う「自己成長」が何なのか、 正しく把握するため、「将来、なにをしたいのか?」「30歳になったころにはどうなっていたいか?」「社会人になって成し遂げたいことはなにか?」
と質問をして、本人がなりたい、したいと思っていること=彼らにとっての良い会社の条件を確認します。 


このようにして、この2つの観点で得た「良い」と思うポイントをもとに、「じゃあ、もしかしたらウチのことを良いと思ってくれるかもしれないね。なぜなら、○○さんの(○○さんから出てきた「良い」と思うポイント)こういう価値観は、ウチの (○○さんに合わせた「良い」と思いそうなポイント)に合っていると思うけど…今の話聞いて、どう思う?」 と、「良い」思っているポイントをしっかり確認してから会社の魅力を話します。(採用担当は、この手法を「後出しジャンケン」と呼んでいます) 

この手順で話すことで、学生が「良い」と思っているポイントに対して情報を出すので、学生が自分で「この会社は良い」と思うようになる!とのことでした。 


なお、学生は企業の選考に行くたびに様々な価値観に触れ、企業を選ぶ軸や志望度が変わっていきます。1次面接で自社のことを良いとハッキリ言っていたのに他社で話を聞いて、良いと思うポイントが変わったり、色々な会社の情報を入れて、自社の印象が薄れたりします。 

そのため、ジェイックでは、1次面接だけではなく、2次や3次、内定承諾の面談時にも、学生の「良い」を確認してから、自社の強みを話すことを繰り返し行っています。 

おもしろそうだと思ったら、試してみてください。

 

 

【コラム3】

株式会社ジェイック シニアエキスパート
社員研修ツールの開発12年。すぐ誰でも使えるシンプルなツールづくりマスター
本職はマーケター。何を伝えれば人は動くかを熟知し、気持ちよく動いてしまうようなメッセージを作ることができる。そのマーケティング能力を人材育成と採用に応用する日本の人事部では唯一の存在。

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